2000年頃にはデジタルオーディオプレーヤーが発売されていた。ソニーからもネットワークウォークマンとして発売されていたが、当時はMDよりも容量が少ない割に値段が高いので興味を持たなかった。しかし、今思えばMDの存在価値を無くす可能性を持った存在だった。
ソニーの他にも、富士通からキュプレ(CuPlay)というデジタルオーディオプレーヤーが販売されていた。たまたま使用感の無いFMP322MUを手に入れた。
富士通 デジタルオーディオプレーヤー キュプレ(CuPlay) FMP322MU


富士通 デジタルオーディオプレーヤー キュプレ(CuPlay) FMP322MU
●発売日
2000年頃
●付属コントローラー
FRM-28
●注意
マルチメディアカードと付属専用ソフト「MP3 Explorer」が必要
外観的にかなりMDウォークマンの影響を受けている。外付け乾電池ケースが付属し、ガム式充電池を本体に差し込むこともできる。マルチメディアカードを差すスロットが二つ内蔵されている。
一方で材質はプレスチックなので安っぽい質感です。そのため個人的には音楽を楽しむのには向かないデザインだ。しかしMDウォークマンみたいな複雑な機構を持たなくても、パソコンに接続して同等の音楽を聴くことができる。
付属リモコンもMDウォークマンの影響を受けている。バックライトが点灯するのは嬉しいが、全角文字の表示には非対応です。
本体と電源だけ手元にあっても音楽は再生できず、マルチメディアカードが必要になる。既に販売されていないみたいなので手に入れるのは諦めていたが、たまたま韓国の電機メーカーLG社の32MBマルチメディアカード2枚を手に入れた。
しかし音楽を転送するには付属ソフト「MP3 Explorer」が必要であり、これで著作権保護を行ったMP3ファイルしか再生できないらしい。
再び音楽再生を諦めていたが、運よくマルチメディアカードに「MP3 Explorer」で転送したと思われるMP3ファイルが入っていました。曲によっては原因不明の音飛びが発生していたが、音質は意外と良い気がしたが。
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