ソニーのウォークマンNW-A845のジャンク品が手元にあるが、バッテリーが劣化していた。それもちょっとした劣化ではない。いくら充電してもバッテリーが4目盛りのうち3目盛りで止まり、起動してから15分ぐらいでバッテリーが消耗してしまうほどであった。
ディスプレイに傷が多くて音量スイッチが不良のジャンク品NW-S645を手に入れたので、バッテリーをNW-A845に移植することにした。
左のピンク色のウォークマンがNW-S645で、右の黒いウォークマンがNW-A845です。サイズが違うものの形状は似ている。
ソニー ウォークマン NW-A845


ソニー ウォークマン NW-A845
●発売日
不明
●付属イヤホン
MDR-NWNC33
●特徴
デジタルアンプ「S-Master」、ノイズキャンセリングなど
NW-A845は容量が16GBもあり、当時のウォークマンの中では比較的大容量です。上位機種のNW-A846は32GB、NW-A847は64GBもある。2.8型ワイドディスプレイを採用していることから、動画の視聴を意識している機種だろう。
しかし肝心のバッテリーに負担がかかったためか、手持ちのNW-A845はバッテリーが劣化してしまっていた。劣化したリチウムイオン電池によくある電池の膨張はない感じだ。
そこで似たようなデザインのNW-S645からバッテリーを移植します。さらっと分解した写真を載せているが、バッテリーを取り出すのは高難易度でした。
バッテリーを移植して、NW-A845は4目盛りまで充電できるようになった。使い古された個体から移植したためすぐに3目盛りに減るが、移植前の状態からはかなり良くなった。
音楽を入れるだけだと十分な容量なのでLinear PCMで録音できる。何となくだけど、臨場感を感じる良い音質だ。