2000年代前半に、CDよりも高音質なSACD(Super Audio CD)を再生できるシステムコンポListen(リスン)がソニーから発売された。SACDは2chだけでなく5.1chにも対応している。当時はDVDオーディオという規格も登場したが、結局はSACDが生き残った。
SACDはSACD対応機器でないと再生できない。しかしCD音源とSACD音源を重ねたハイブリッドSACDが主流であり、SACDに対応していない機器でもCD音源を再生できる。
2003年にソニーからCMT-SE9、CMT-SE7、CMT-SE3が販売された。SE9とSE3はフルデジタルアンプS-Masterを搭載している。
ソニー SACD・NetMD対応システム CMT-SE7


ソニー SACD・NetMD対応システム CMT-SE7
●発売日
2003年前後
●販売価格
60,000円前後
●付属リモコン
RM-SE7J
●特徴
SACD対応、NetMD対応など
●多い故障
MDがイジェクトできなくなり全滅?、リモコンの黄ばみ
SACD対応ですが、CMT-SE9とは違って2ch以上には組めない。現在のSACDはクラシックというディープな分野が主流らしいが、このCMT-SE7でクラシックのSACDを聴くのは気が進まない。数少ないJ-POPのSACDを聴くのには向いている。
せっかくのNetMD対応なのだが、去年になってゴムベルトが劣化したためかMDが取り出せなくなりました。MDプレーヤーユニットは奥のほうに設置されているので修理は難しい。
また、ハイブリッドSACDを入れても、SACD部を読み込まずにCD部を読み込むようになった。レンズの汚れが原因というよりも、ピックアップが弱ってSACD部を読み込みできなくなった感じだが原因は判明しない。
未来的で独特な形状のスピーカーが好みだが、故障が多すぎるので中古で買うのはリスクが高いだろう。