ソニー NetMD対応MDウォークマン MZ-N1 パソコン経由で音楽データを転送する方法に、NetMD対応機器を使用する方法がある。今となっては信じられないことにNetMDが現れる以前は、MDコンポのリモコンで時間をかけてタイトルなどを入力していた。 MDに転送するソフトはソニックステージ(SonicStage)である。たぶんフラッシュメモリー搭載のネットワークウォークマン(NW-E405など)が発売されたころのバージョンは、すべてのNetMD対応MDウォークマンに対応していると思う。しかし現在はすでにネットでダウンロードはできない。 ソニー NetMD対応MDウォークマン MZ-N1 ソニー NetMD対応MDウォークマン MZ-N1 ●発売日 2001年前後 ●販売価格 45,000円前後 ●付属コントローラー・付属クレードル RM-MC12ELK・BCA-WM20U ●特徴 Net-MD対応、G-PROTECTION、TYPE-R ●多い故障 電極の汚れ、クレードルと本体の接触不良 NetMD対応MDウォークマンの第一弾がMZ-N1です。外付け乾電池ケースに対応しているので、ガム型電池が無くても再生録音ができる。 本体はUSB接続ができないので、MDへの音楽ファイル転送には専用クレードルが必要になる。 専用クレードルと本体の接触不良が多い印象だ。しかしそれ以外に再生録音にかかわる故障は、比較的少ないと思う。 ウィンドウズXPにインストールしたソニックステージを使わないと転送できない。Hi-MD対応MDウォークマンのMZ-RH1を使用すると、ウィンドウズ7にインストールしたエックスアプリでNetMD規格で転送できる。 NetMD転送では「SPモード」「LP2モード」「LP4モード」で録音できる。高音質の「SPモード」はすべてのMDプレーヤーで再生できるが、音質を落とした「LP2モード」「LP4モード」はMDLP対応プレーヤーでしか再生できない。 PR
ソニー 再生専用MDウォークマンMZ-E505 ソニーMDウォークマンのスティックコントローラーは操作性がかなり良いので、設計した人は優秀な人だったのだろう。 ソニー 再生専用MDウォークマン MZ-E505 ソニー 再生専用MDウォークマン MZ-E505 ●発売日 2002年前後 ●販売価格 ●付属コントローラー・付属クレードル RM-MC11EL・BCA-WM15 ●特徴 MDLP対応、G-PROTECTION、Digital SOUND PRESET ●多い故障 電極の汚れ 同時期に四機種も発売されたみたいだ。MZ-E505は一番価格が安い機種です。 上位機種と比べるとアンプの性能が低かったりイコライザーの種類が少ないらしい。でも耐久性はあるようで、普通に保管されていたら今でも問題なく使用できるだろう。 本体に差し込むガム型電池が無くても、外付けバッテリーケースを取り付けて使用できる。内蔵バッテリーが劣化したら使用できなくなる近年のポータブルオーディオと大違いだ。 クレードルはガム型電池NH-14WMのみ使用できる。現在でも使用できるNH-14WMは多いが、たまにプラス電極が腐食して穴が開いているものがあるので注意だ。外観は問題なくても全く充電できないものもあり、ひどいものは充電中に膨れ上がるものもあった。
Victor ポータブルMDプレーヤーXM-C31 中古市場を見ているとソニー製MDウォークマンが多いが、ケンウッド製とビクター製のポータブルMDプレーヤーも存在する。この中でもビクター製は本体の故障率が最も高くて、MDを再生すらできない機種が多い。 ビクター ポータブルMDプレーヤー XM-C31 ビクター ポータブルMDプレーヤー XM-C31 ●発売日 2004年前後 ●販売価格 21,000円前後 ●付属クレードル AC-R1215 ●特徴 エモーショナルサラウンド、デジタルAHB(アクティブ・ハイパーバス)、ボーカルキャンセル、トレインモード ●多い故障 「READ ERROR」により再生不能 エモーショナルサウンドによって音場効果を効かせることができる。ただ曲を聴くだけではなく、気分や曲の雰囲気によって変えることができるので便利だ。 ボーカルの音声を小さくするボーカルキャンセル機能も選択できる。トレインモードは電車内などでの音漏れを防ぐモードみたいです。ソニーのMDウォークマンにはない特徴がある。 しかし残念ながらビクターのポータブルMDプレーヤーは「READ ERROR」による故障がかなり多い。手元にあるXM-C31も「READ ERROR」だった。 使用できる個体も普通にあるので、部品の経年劣化ではないようだ。見た目が綺麗で使用感が無い個体でも普通に「READ ERROR」だったりするので原因は不明である。