過去のネット上(10年以上の大昔)を読んでいると、シャープのポータブルMDプレーヤーの評判が高いことに気付いた。
でも今まで中古市場で見てきたシャープのMD-Jシリーズは、ソニーのMDウォークマンよりも安っぽさが半端なかった。だけどMD末期に販売されていたアウヴィ(Auvi)シリーズは外観的に良かった。
そういうことで手に入れて使ってみようということで、MD-DS33を手に入れた。
シャープ ポータブルMDプレーヤー MD-DS33


MD-Jシリーズみたいな野暮ったさは無く、高級感あふれてスリムな外観です。
シャープ ポータブルMDプレーヤー MD-DS33
●発売日
2004年前後
●販売価格
18,000円前後
●特徴
DSPサラウンド、DSPイコライザー、1-bitデジタルアンプなど
●多い故障
ニッケル水素電池の液漏れ、リモコンの黄ばみ
サラウンドやイコライザーが豊富なので、自分好みに設定できるのだ特徴だ。
付属しているリモコンも洗練された感じだが、経年劣化のためか黄ばみが出ている個体が多いのが残念だ。ちなみに漢字表示には非対応です。サラウンドやイコライザの設定は本体ではできないので、性能を発揮したいならリモコン必須だ。
リモコンのステレオ端子が四極だが、付属のイヤホンも四極ステレオ端子です。ネット上の情報によると先端から「R+」「L+」「R-」「L-」みたいだ。そのため「R+」「L+」「R-_L-」の普通の三極ステレオ端子と互換があるらしい。
問題のニッケル水素電池はAD-N55BTです。本体に差し込んだまま放置すると液漏れが発生する。ただ、リチウムイオン電池とは違って寿命は長いらしく、今でも普通に充電して使用できる。
四極ステレオ端子のためか、左右独立した音でとても自然な感じに聴くことができて確かに音質が良い。同時期に販売されていたソニーのNetMDウォークマンMZ-N920と比べても互角か、人の好みによってはそれ以上という感じだった。
フラットの設定で比較するとMD-DS33のほうが臨場感があって良い感じがした。イコライザやサラウンドが豊富だが、フラットのままでもMDの圧縮音源を感じずに音楽を楽しむことができた。