ATRAC音楽ファイルを記録したCDを再生可能なのが、ソニーのD-NEシリーズだった。音質を考えるとATRAC形式に変換して再生する必要性は無いのだが、D-NEシリーズはCDウォークマンのほぼ最終シリーズなので今でも重宝する。
この中でも、D-NE900は本体に漢字表示可能なディスプレイを採用している。上面キャビネットは金属製だが、曲線が綺麗に出ていて美しいです。
ソニー ATRAC再生対応CDウォークマン D-NE900
●発売日
2003年頃
●付属コントローラ・付属乾電池ケース・付属クレードル
RM-MC33EL・EBP-16・BCA-WM90
●多い故障
付属電源アダプタのケーブル劣化、コントローラのケーブル劣化、ディスプレイが表示されない。
この頃のソニーのウォークマンに多発しているが、電源アダプタのケーブル被膜が劣化してボロボロになっています。さらに付属のRM-MC33ELも、ケーブル被膜が加水分解してべとべとになっていた。
中古品を見ているとディスプレイが故障しているのが多いらしく、正常に表示されないものが出ているようだ。漢字表示対応ディスプレイなので使い易いが、付属コントローラRM-MC33ELは漢字表示非対応です。
SonicStageが付属しているので、これで音楽ファイル管理とATRAC形式のCD作成が可能だ。
カラーはシルバーとブルー、ブラックの三種類ですが、ブルーとブラックは傷が目立ちやすい。
他のCDウォークマンとは互換性が無いものの。外付け乾電池ケースは本体に固定できるので使い易い。本体に漢字表示対応ディスプレイがあって外観は高級感あるデザインなので、発売から15年経った今でも十分に活躍できる。