ケンウッド製DAPのM2GD55の分解修理 MD末期はフラッシュメモリー型デジタルオーディオプレイヤーやHDD型デジタルオーディオプレイヤーが普及した。メーカー別ではアップルとソニーの2強だったが、東芝やケンウッドとビクターなどもデジタルオーディオプレイヤーを販売していた。 注意 2018年現在、ディスプレイのバックライトが切れたためか、表示を読み取ることができないほどに暗くなりました。 アップルとソニー以外は数量的にかなり少ないと思うが、たまたまケンウッド製デジタルオーディオプレイヤーM2GD55のジャンク品を手に入れた。 ケンウッド デジタルオーディオプレイヤー M2GD55-S 容量2GBのフラッシュメモリー型オーディオプレイヤーです。パソコンとはUSBで接続する。 やはりソニーのプレイヤーと比べるとデザイン的な質に劣るものを感じる。表カバー表面は指紋が付き易いだけでなく小さな傷も目立つので、スマホ向けの液晶フィルムを切り取って部分的に貼っておいた。 こういうフラッシュメモリー型は内蔵バッテリーが劣化しているものの、全く動かないほどに故障するものは少ないと思う。このジャンク品M2GD55も、パソコンに接続すると動作したので安心した。 付属ソフトが無いので、Windows10におけるソフトの動作確認はできなかった。しかし東芝のオーディプレイヤーgigabeatと同じように、最新のWindowsMediaPlayerで曲を転送できる。 暫くパソコンに接続してバッテリーを充電したが、接続を解除すると電源が入らない。 ジャンク品M2GD55の状態 ・表面の「再生」などの記号が削れている。 ・パソコン接続解除すると電源が入らない。 ・内蔵バッテリーが劣化している。 一番上の電源スイッチが原因だと思い、忘れかけたころに分解修理してみた。 結局スイッチに問題は見当たらなかったが、再び組み立てて充電してみるとなぜか電源が入った。しかし今度は一番下の「再生・一時停止」ボタンが効かない。ぼんやりと連打している途中に気が付いたが、ボタンを均等に押すのではなくて下部分に傾けて押すとスイッチが動作する。 当時のソニー製オーディオプレイヤー(NW-E405)に付属ソフトでWAV形式の曲を転送すると、強制的にATRAC形式に変換された。東芝製オーディオプレイヤー(ギガビートP10K)もWMPで転送すると、何か他の形式に変換されたと思う。しかしこのケンウッド製オーディオプレイヤー(M2GD55)はWAV形式で曲を転送できた。でもMDプレイヤーで聴く方が、なんとなく音質が良いような気がした。 PR
耳かけ式ヘッドフォンMDR-Q33のイヤーパッド交換 ポータブルプレイヤーで音楽を聞くには付属しているイヤホンで使用するのも良いが、耳かけ式ヘッドフォンを使用すると音質が良くなったりする。 【アマゾン】ソニー 耳かけ式ヘッドフォン MDR-Q68LW(ブラック) MDプレイヤー全盛期には、既に色々な種類の耳かけ式ヘッドフォンが販売されていた記憶がある。しかし現在はソニーとビクターの耳かけ式ヘッドフォンぐらいしか見当たらない。 このMDR-Q68LWは。コード巻き取りができるのでポータブルプレイヤーとの相性が良い。また、耳に引っかけるハンガーにエラストマー樹脂が採用されているので、長時間の使用でも耳が痛くなりにくい。 ソニー 耳かけ式ヘッドフォン MDR-Q33 10年以上前に販売されていたと思われるソニー製耳かけ式ヘッドフォンMDR-Q33のジャンク品を手に入れた。この頃はヘッドフォンのカバーを交換できるタイプが販売されていた。 コード巻き取り式ではないのでコードが絡まりやすい上に、ハンガーが普通のプラスチックなので付け心地は良くない。これは仕様なので仕方がないことだと諦めるが、問題はイヤーパッドのスポンジがボロボロになっていたことだ。 【アマゾン】ソニー スペアーイヤーパッド EP-G2 自分もMD全盛期に似たようなソニーの耳かけ式ヘッドフォンを持っていたのだが、8年ぶりぐらいに入れていた箱から出すと、イヤーパッドがボロボロになっていた。さらに箱の中にボロボロになったイヤーパッドが散らばって面倒な状態になった。 ジャンク品MDR-Q33も同じくイヤーパッドがボロボロになっていたので、まずはボロボロのイヤーパッドを剥がした。隙間にも入り込んでいるので、エアダスターで吹き飛ばす。現在もスペア―イヤーパッドEP-G2(直径37mm)がソニーから販売されているので、これを装着すると普通に使える状態になった。 注意 機器を分解するとメーカー保証を受けることができなくなります。また、故障だけでなく怪我や発火及び感電などの危険があるため、分解は自己責任になります。
ソニーカセットウォークマンWM-GX688の分解修理 ポータブルカセットプレイヤーと聞くと、機械が複雑で扱いにくいイメージがある。実際にジャンク品を分解してみるとCDプレイヤーやMDプレイヤーと比べて複雑だった。 既にソニー製カセットウォークマンは生産終了だが、MDプレイヤーとは違って他社の製品は家電量販店で未だに販売されている。 ソニー カセットウォークマンWM-GX688 再生録音が可能なカセットウォークマンです。ラジオの受信も可能なので高性能だ。ソニー製MDウォークマンと同じ充電式ニッケル水素電池で動作し、充電スタンドや外付け乾電池ケースにも対応している。 ジャンク品WM-GX688の状態 ・外面の塗装剥がれが多い。 ・外面の凹みが多い。 ・バッテリーを入れる場所の蓋が破損。 ・機器内にホコリが目立つ。 ・録音すると音が乱れる。 ・巻き戻しと早送りが満足にはできない。 ラジオ受信は未確認です。とりあえずCDウォークマンと接続して、このカセットウォークマンWM-GX688を使ってカセットテープに録音してみた。そして音楽再生してみたのだが、上手く録音できていなかった。 「たびたつきーみと、かわしたやーくそく(J-POP女性シンガー)」が「だびだずぎーみど、がわしたやーぐそぐ(ヘビーメタル風?)」になる。 ソニー カセットウォークマンWM-GX688 外観的にボロボロなので動いただけで既に満足だが、とりあえず分解清掃してみた。原因はテープを回す軸とモーターを繋げるゴムベルトが劣化して伸びたことが原因のようだ。 【アマゾン】汎用 カセット ラジカセ 8mm ウォークマン 用 修理 保守 補修 交換 ゴム 既に純正品は手に入らないと思うが、アマゾンにウォークマン向けの非純正ゴムベルトがあったので利用してみた。しかし純正品よりも厚みがあるため、互換性は無いと感じた。 ソニー カセットウォークマンWM-GX688 実際に非純正ゴムベルトに交換してみたところ、巻き戻しと早送りに成功する確率が増えた。しかし音は多少マシになった程度なので、カセットテープに録音するなら修理が難しいジャンク品よりも新品を購入したほうが良いだろう。 注意 機器を分解するとメーカー保証を受けることができなくなります。また、故障だけでなく怪我や発火及び感電などの危険があるため、分解は自己責任になります。