最近はコンパクトな機器の中にメカが詰まったポータブルカセットプレーヤーが気に入っているが、今回はジャンク品のアイワ製カセットプレーヤーHS-PX610を分解修理してみた。
いつごろに販売されたのかは不明だが、たぶん1990年代に発売されたと思われるアイワのポータブルカセットプレーヤーHS-PX610です。今回は幸いなことに付属リモコンと外付け乾電池ケースも手に入った。
このHS-PX610の内蔵ベルトを交換する場合、裏カバーだけでなく基盤も外す必要があるので難易度はかなり高い。しかし幅0.95mmの角ベルトに交換しでも大丈夫だった。
アイワ製カセットプレーヤーHS-PX370の付属乾電池ケースとは互換が無い。ソニー製カセットウォークマンとは違って、アイワのポータブルカセットプレーヤーは外付け乾電池ケースに互換性が無くてカラーバリエーションもあるため面倒だ。
これもHS-PX370で使用できた二次電池とは互換性が無い。「LEAD-ACID BATTERY」とは何かと調べてみると、どうやら鉛蓄電池のようだ。
ステレオプラグとは違うプラグです。本体には普通のステレオプラグを差し込むこともできるが、スイッチで切り替える必要がある。切り替えないと本体のボタン操作が誤動作を起こしてしまう。
実際にカセットを入れて音楽再生した。何か高音部が少し震えている気がするが、古い機器なので仕方がない。しかし問題は、イヤホン一体リモコンの左イヤホンから音声が出力されない。本体には問題が無いので、リモコンかイヤホンの故障みたいだ。古いイヤホンは材質的に劣化していることが多いので、たぶんイヤホンの故障だと思う。
気が向いたときにイヤホン部分を交換してみようと思う。